福田和代『オーディンの鴉』

いや〜、面白い。データの塊から立ち現れる自分の相似形。でもそれもひとりの人間の一面に過ぎない。ただそれがネット上に晒されると、一人歩きする。あっという間に実像たる己を追い詰めて行く。データが実際を上書きしてしまう恐怖。最後は食い尽くされていくような。。。