フェルマーの最終定理

7:28起床。ご飯をレンジでチンして、グリコの鳥そぼろ丼で朝食。
サイモン・シンフェルマーの最終定理』の続き。いよいよ日本人の登場。それもその解決に向けて、大きな役割を果たした様子。「すべての楕円方程式は、どれかのモジュール形式と関連している」という、いわゆる「谷山=志村予想」である。素直にうれしい。
志村は言う。

私は、良さの哲学というものを持っています。それは、数学はその内に良さをそなえていなければならないということです。

数学とは、無知の海に浮かぶ知識の島々からなる世界である。

そして彼らの予想が、それまで全く関連のなかった世界に橋を架けた。
遂には、その流れは、数学の大統一という大いなる取り組み「ラングランズ・プログラム」として結集する。

どんなに複雑で難解な問題であろうとも、数学という景観の中をあちこち移動させているうちに、いつかは解決できるだろう。

さらに読み進む。なんと、「谷山=志村予想」は、「フェルマーの最終定理」に直接繋がった。というか、「谷山=志村予想」を「予想」ではなく「証明」すると、そのままそれが、「フェルマーの最終定理」を証明したことになるらしい。あらま。
お昼前に家を出る。三宮で次男と待ち合わせ。今日は大学の合格祝いということで、彼のリクエストで焼肉の食い放題。焼肉「六甲」で約2時間食べ放題を楽しむ。帰りにミスタードーナツでドーナツを5個購入。
夕食は筑前煮とご飯と海苔。
食後サイモン・シンフェルマーの最終定理』の続き。いよいよワイルズによる証明の大詰め。一旦証明されたかに見えたが、バグが見つかる。ワイルズもあきらめかけた頃、その瞬間は訪れた。長年の絶え間のないインプット、決してあきらめる事なく継続された思考のみがもたらす閃き。学び続け、考え続けてきた者のみに訪れる瞬間だった。最後の章は、さすがに抜け殻。読了。これほど数学を人間くさく感じたことはなかった。感想はこちら

フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

0時過ぎ就寝。