もっこす本店@神戸大倉山(ラーメン)

6:47起床。クリスマスイブの朝。別にどうってことない。草森紳一『本が崩れる』の続き。男鹿半島漢の武帝が祀られているという赤神神社五社堂の999段の石段登りの件。でもふと気になるのは本のこと。どこまでいっても本のこと。さすがである。途中の写真を見た。いやいや白髪の蓬髪のよれよれ。こりゃ仙人だわ。間違いない。ちょっと眠気がやってきたんで、座椅子の背を倒してうたた寝。30分ほどしてむくっと起き上がり続き。人に本をあげようと本タワーと格闘する一節。笑って、そして泣ける。

こうなれば、横着をやめて、上の本をとりのぞくしかない、と勇を鼓して作業を開始した。まず玄関のドアをあけて、上積みの本をみな外に出すことにした。これがその手順というものである。ところが、途中で大崩れしてしまい、狭い玄関口は、たちまち本で埋まってしまった。笑え笑え、もう笑えである。
「俺はもう知らん」であったが、プレゼントを決心したからには、そうもいかず、埋まった本を始末すべく、つぎつぎと外へ運ぶことにした。ようやくダンボールに梱包したところに行き当たり、残り一冊の『散歩で三歩』が出てきた。それを見るや、思わず口惜しくて涙がこみあげてきた。この本を贈るべきか贈らざるべきか、しばし迷った。
『散歩で三歩』は、部厚い箱入りの本である。梱包をといているうち、わかったのだが、玄関脇に置かれた時のかたちは縦であった。ならば本も縦である。とすると、二十冊を詰めたはじめのうちはともかく、たった一冊になってからは、いわば片足一本で、天井までつぎつぎ積まれていった本の全重量を、長い間に渡ってけなげにも支えつづけていたことになる。もちろんその箱は、無傷のままでありえず、ひんまがっていた。

昼に家を出る。大倉山のもっこす本店でチャーシュー麺大盛940円。まず麺がチャーシューに覆われて見えないところから始まる。ずぼっと箸を突き入れて麺を引っ張り出して啜る啜る啜る。チャーシューは薄いんで折畳んで食べる。または麺を包んで食べる。スープはなんか薄味あっさり系。ニラと赤唐辛子味噌をぶち込んで食べてみる。腹は膨れた。

図書館で以下5冊を借り出す。福井晴敏終戦のローレライ』上下、荻原浩明日の記憶』、ダグラス・B・ホルト『ブランドが神話になる日』、ジム・ドワイヤー&ケヴィン・フリン『9.11生死を分けた102分』。
晩飯は「CHICAGOピザ」のデリバリとチキンもも焼きといういかにもクリスマスなメニュー。

福井晴敏終戦のローレライ』上巻を読み始める。DVDも出てるけど、まずは本からだな。ギャロップレーサー7をやって23:20頃就寝。