人も市場原理

ドラスティックだ、ダイナミックだ。人の動きが。選択と集中。そこには遠慮だったり、配慮だったりは薄い。商品と同じだ。市場原理で人も動く。今は上場してても、いつ上場廃止になるか分からない。
引継ぎというのは難しい。多分完璧には出来ない。お客さんにとっては、ずっと同じ人に担当してもらいたいという思いは強いはずだ。特にシステムを新規に入れる場合には、お客さんとベンダー共に二人三脚でうまく協力しあわないと、いいものなんで出来ない。そうやって築き上げた関係を、維持していくほうがコスト的にも効率的にも、また精神的にもいいに違いない。それを他の人に引き継いでいく。お客さんも変わるんだけど、ベンダーも同じ。属人性を高めることがリスクにつながる。それを回避する方向に動く。ただ引継ぎを受ける方は大変だ。今オレはこっちの立場だけど、まず、お客さんは、最低前と同じレベルからスタートする。レベルを落とされるなんて論外だ。ベンダー側はきつい。ほぼ前と同じからスタートなんて有り得ない。どうしたって、レベル的には劣化する。そこはフットワークの軽さだったり、マメさだったり、熱意でカバーするしかないのだ。だから保守という作業は、熱いのだ。クールさももちろん必要なんだけど熱くなければ務まらない。特にトラブルの時ほど、クールヘッドにファイティングスピリットだ。