弱い絆

モウビィ・ディック日和 - 「田口ランディと玄田有史の対談」をネタに放談」の記事より、ちょっとメモ。

これは「たまにしか会わないが互いに信頼する人間同士が形成する、うすいけれどもつながった関係」という意味らしいけれども、これは確かに実践的な意味における社会関係の中では、極めて重要になってくる。人間関係を「愛と敵意」の二項対立に持ち込むのが幼児的社会性だとすると、成熟した社会性というのは多分、自分と他者を常に複眼的な視線から関係付けていく態度なんだろうなと思うし、そういう態度が身につくと、仕事が来る。

会った瞬間、それまでの会ってない時間がなかったかのように感じることがある人が、確かにいる。コマーシャルをすっ飛ばした録画のように、楽しい時間だけを選択的に記憶してるんだろう。でもね、オレ、ソイツのこと好きなんだけど、いや、好きだから、会ってない時間のソイツを憎いと思ったりするときもある。多分、二人の間にある絆を引っ張る力の強さがアンバランスなんだろうな。もちろん、オレが強く引きすぎ。で、やばい、切れそうとなったら、力を緩める。はっきり言って疲れる。けど、止めない。バカですね。