物語に飢えている

ごちそうさまでした、と英訳不可能な、しかし実に美しいおわりの言葉で締めることにしよう

  • ホットリプトンリモーネで暖を取る。
  • 昼はモスバーガーで塩チキンバーガーとホットコーヒーで580円なり。
  • アエラ購入@堂地下旭屋書店。養老先生のコラムより。以下が刺さった。人間の営みは物語にあらず。現実は現実に過ぎず。メディアが物語にする。
  • 人は物語に飢えている。現実にはたいていオチなんてない。現実は現実に過ぎない。現実はすべってばかりだ。だから、すべらない話が人気なのだ。また一方で、プレゼンだったり、企画書だったり、トラブルの報告書だったり、あらゆるアウトプットにストーリーが求められる。それは日常にストーリーがないからだ。つかの間の物語に酔いしれ、夢を見たい。そしてまたオチもなくすべってばかりの現実に戻っていく。食べたものがおいしかった。読んだ本がスゴ本だった。ブログのフレーズが心に刺さった。綺麗な女性を見かけた。iPodで聴いてた曲が懐かしかった。みんなの前で名指しで怒られた。電車の中で不必要に押された。落ち込むようなメールをもらった。泣いたり笑ったり感動したりへこんだり、それぞれの現実はもちろん多彩だ。ただ、それらをいくらつなげてみたところで物語は容易に生まれたりしない。物語は枠を用意してそれに合わせて作り出すものだからだ。編集しなければ成り立たない。