荻野正昭『電子書籍奮戦記』
- 荻野正昭『電子書籍奮戦記』読了。この人だからこそ言えること、書けること。
電子書籍について、いろんな人がいろんな発言をしていますが、おまえらに電子書籍のいったい何が分かるのか、と。しかし正直に言えば、このブームにすがりたい気持ちもあります。
ノー・アマゾン、ノー・アップル、ノー・グーグル
電子出版は、在庫がない、返品もない、製造コストもわずか、トラックもいらず全世界に配信できる。こんな面白い物をなぜ人はやらないのかと思っていました。ただ一つ、欠点は、常にお客の姿がぼんやりしていたことです。
「本とは・・・、ほんとうにただものではない!」
電子書籍は本質的に、小さなもののためのメディアなのです。
電子出版に必要な要素
1.コンテンツ
2.ハードウェア
3.フォーマット
4.デリバリー
本ではなく、読むを送る
世界には、あなたの本を読みたい人が必ずいる
ボイジャーにやってくる人は皆、幸福ではなかった。しかし、実に多種多様な不幸な人たちでした。
わたしたちが電子出版を始めたときに考えたことは、これでものを発言するんだということです。
本は、自由に好きなことをいうためのメディアです。
電子出版は、出版本来のあるべき姿を、わたしたち自身の手に取り戻す手段だと私は信じています。
- 作者: 萩野正昭
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/11
- メディア: 単行本
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