「問題を一回り大きく解く」

ある問題を解くのに最も簡単な方法が、その問題を含む「一回り大きな問題」を解くというのは実によくあることだが、それが最も顕著なのは科学技術の世界ではないか。私は数学でこの手法に味をしめてからというもの、「問題を一回り大きく解く」のとりこになっている。この手法は科学技術だけではなく、ありとあらゆる場面で使える。「自分を救いたければ他を救え」というのは、社会を成立させている最も大きな力ではないのか。

「想いは人知れず、この世の終わりまで滾り立つ―。死んでもいいと海を漂う茉莉香に、虚空を彷徨う大鷲が語りかける。熱く狂おしい兄の想いを、お前はなかったことにできるのか?かつて二百年前の奄美にも、許されぬ愛を望んだ兄妹がいた...。苛酷な階級社会で奴隷に生まれた少年は、やがて愛することを知り、運命に抗うことを決意する。第21回「日本ファンタジーノベル大賞」大賞受賞作。 」
海で生死の境を漂う女の前に、二百年前に生きた男の化身である大鷲が舞い降りる。現実世界の「海のはなし」と異世界「島のはなし」が交互に出てくる構成が巧妙な、境界線上のファンタジー。とても悲しくて、とても美しい物語。無条件に読んでくれと言った手前、あまり詳しく語りたくないのでこのへんにしときますが、大変おすすめ。

  • ひとつ思ったことがある。成功体験と失敗体験。どちらを重視すべきか。成功体験は、「あの時こうやったらうまく行ったから今度も…」「でも今度もうまく行くかどうか不安だ」となる。失敗体験だと、「あの時こうしてさえすれば失敗しなかったかも…」「また今度も失敗するかも」となる。どっちも不安。ただ、成功した後の不安は、未体験の失敗に対する不安。失敗の後の不安は、失敗を繰り返す不安。成功体験のときと同じことをやっても成功するかどうか分からない。失敗体験のときと同じことをやったらまた失敗するかもしれない。どちらも同じことをするんだったら、ひょっとしたら今度はうまく行くかも、と思える失敗体験の方がよくないか?超脳天気なことを考えながら出勤した。
  • 昼前にユニットの定例会。前2回はトラブルで参加出来なかったんで、初参加だったりする。アットホームな感じでいい。これぐらいの人数がいい。終わったら1時前。U君とビルの2階のレストランで遅めの昼。週替わりパスタの大盛りを注文。サーモンのアラビアータ。
  • 4時からリーダー会。オレのトラブル報告で結構盛り上がった。ちょっと嬉しかったり(笑)。
  • 伝説のスタ丼ツアーちょっと行きたかったり。誘われてたら文句なくついていったかな。。。オフィスを出たのは22時過ぎ。京急は乗り入れている京成の人身事故のおかげで遅延。結構込み込みの電車で帰宅。ファミマでフライドチキンとミルフィーユを購入。風呂前にフライドチキンで夕食。風呂上りで、録画『トラブルマン』の1話を見るも途中でダウン。

食事

  • 朝:トースト、紅茶、ヨーグルト
  • 昼:サーモンのアラビアータ
  • 晩:フライドチキン1本