遺伝子はもっと自由だ!

どこかに書いてあったけど、福岡伸一氏は、日本にやっと登場した「書ける」生物学者だ。例えば、『生命潮流』を書いたライアル・ワトソンだったり、『ダーウィン以来』のスティーヴン・ジェイ・グールドだったりの系譜に連なる気がする。そんな福岡伸一氏のアエラのコラムを読んで、(・∀・)イイネ!!と思ったんで、少し紹介。

何ごとも全て遺伝子で説明しようとするところに無理な議論や破綻が起こるのではないか。つまり、その形質や行動様式が繁殖のために有利だったから自然選択された、という物語に帰結しようとするあまり、生命が本来的に持つ自由のあり方が見失われがちになるのではないか。そう感じるのです。
(中略)
生物の世界には、あぶれオス、あぶれメスがたくさんいます。子孫を残そうが残すまいが、みんな自由にふるまっています。あるいはできるだけサボろうとしています。
(中略)
だから遺伝子は産めよ殖やせよ、と言っているのではなく、むしろ自由であれ、と言っているのだと思うのです。

たしかになんもかんもが、種の存続のため、なーんて考えるのって、味
気なさすぎ。それよりも、種の存続?へ、(゚?゚)シラネ、と言いながらもっと勝手気ままにしていいんだ、そういうふうに刷り込まれちゃってるよね、遺伝子君と考えたほうが百倍楽しいわ。もっと泳げ、遺伝子!卵子に向かって(ってそりゃ精子w)。